いまさらなんですが、ブレインフォグ(Brain Fog)について

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上咽頭炎って能に影響がいって当然の位置だよな 未分類

ブレインフォグの症状を訴える人はまだまだ多い

いまさらなんですが、ブレインフォグについてです。新型コロナ(COVID-19)の話題にのぼることはめっきり減ったのですが、発症した後、「頭がボーとする」「上手く考えられない」「いつもみたいに考えがまとまらない」みたいな訴えをする人は多い印象です。そこで取り上げてみることにしました。

ブレインフォグは新型コロナウイルス感染症に限った症状ではない

このような症状を訴えるパターンは、新型コロナ(COVID-19)に限った話ではないと私は考えています。インフルエンザや細菌性の咽頭炎や喉頭炎等でも同じような症状が現れることがあり、以前から症状としてありました。私は「カゼ後遺症症状みたいなもんだよね」とよく言ってました。アウトブレイク以前は全然注目されてなかったのですが、新型コロナ(COVID-19)をきっかけに“ブレインフォグ(Brain Fog)”と名前が与えられて広く知られるようになったように思います。

新型コロナウイルス感染症の方がブレインフォグになりやすい?

とはいえ、普通のカゼや咽頭炎にかかるより、新型コロナ(COVID-19)にかかった時の方がよりブレインフォグになりやすいという印象はあります。

この違いはおそらく普通のカゼと新型コロナ(COVID-19)にかかった時のよく腫れる場所の違いなのではないかと考えています。

普通のカゼなんかは、舌の付け根、咽頭でも下の方なんかが多い印象です。対して、新型コロナ(COVID-19)は上咽頭から鼻の奥がよく腫れることが多いという感じを受けます。

この上咽頭から鼻の奥は腫れても痛みは感じにくい半面、脳への影響が多い部分なのではないかと思います。解剖の絵を見ていただくとわかるのですが、鼻の奥から上咽頭の上はすぐに脳です。間に頭蓋骨の底面が挟まれているだけです。そして、この底面部には小さな穴があいており、そこからは脳神経と呼ばれる脳から直接出てくる神経が出ています。

この部分で炎症が起きると、当然、「そりゃ、脳にも影響がいくだろうな」という感想が出てきます。実際にこの部分が腫れてるのを観察できた人とウツやその傾向を訴える患者さんはかなりかぶってます。パニック発作等になりやすい人も多い印象です。

上咽頭炎とBスポット療法

実際にそのように、脳や自律神経への影響を考えて、上咽頭炎と名付けBスポット療法という治療を行っているお医者さんたちもおられます。(どの程度、一般的なものとして受け入れられてるかは不勉強でわかりませんが…)

当院での施術

問診のによる全身状態の把握

問診で全身の状態を推定します。鼻の奥~上咽頭が腫れるのは細菌やウイルスのせいだけではありません。やはり、その部分に感染を起こしやすい状態が先にあるわけです。具体的には浮腫みやうっ血、乾燥です。この感染しやすい状態は感染が治りにくい状態でもあります。この上咽頭の状態は、全身のさまざまな状態が折り重なって反映されたものだと思います。特に姿勢は影響が多いと感じます。

頭部・顔面部の状態を評価

全身の状態の理解がある程度すすんだら、頭~顔をテストして状態を調べます。腫れの強さや範囲、種類といったものです。

施術プランの作成

全身→頭部、または、頭部→全身どちらの順で施術していくか考えます。この順番は影響の大きそうな方からやっていくことになります。もちろん、個人の状態に合わせた施術になります。さじ加減大事です。

整体、鍼灸

整体、鍼を施術していきます。体力のある人は先に整体を中心に行って後で鍼や灸を使って細かいバランスを整えていきます。反対に、体力が落ちていたり過敏さが強くなりすぎている人には、まず鍼や灸を施していきます。整体も過刺激にならないように加減して行います。

セルフケアの指導(養生の指導)

程度にもよるのですが、上咽頭炎は施術一回だけでおさまってしまうような簡単なものではありません。治りやすい状態を作って繰り返し施術していくことによって改善してくるものです。この治りやすい状態を作るという部分がとても大切です。そうするためには、患者さん詩人がしていただくセルフケアがとても大切な要素をしめます。なので、セルフケアを覚えもらいます。セルフケアの内容は一人ひとり違うのですが、多いのは

  • カゼ対策
  • 顔の体操
  • 噛みしめ対策

です。

カゼ対策

カゼを繰り返し引く人はやはり治りにくいです。良くなってきたなあと思って再びカゼをひくと戻ってしまうというパターンを繰り返してしまいます。

顔の体操

また、私が「顔の運動不足」という呼ぶ状態は一般的にすごく多くて、上咽頭炎に関係していることがとても多いと思います。たいてい“顔の体操”はやってもらうことになります。

噛みしめ対策

ストレス等による噛みしめの影響も非常に多いと思います。ここにも対策を入れていくことが多いです。


ほかにも細かいチェックポイントが沢山ありそれをその人の状態にあわせてオーダーしていきます。もし、こういった症状にお困りの方がおられましたら御連絡くださいませ!

付録:ブレインフォグについて、Geminiに尋ねてみた

ところで、ブレインフォグについて、Geminiに尋ねてみました。(それにしてもAIがこんなに身近に使える時代がくるなんて…)

私:ブレインフォグについて教えてください

Gemini:「プレインフォグ」という言葉は、いくつかの意味合いを持っている可能性があります。

1. 天気現象としての霧(Fog):

もし、気象現象としての霧についてお知りになりたいのであれば、それは地表付近で発生する雲の一種です。空気中の水蒸気が小さな水滴や氷の結晶となって空中に浮かんでいる状態で、視界が悪くなります。霧の発生には、空気の冷却と水蒸気の供給が重要です。

霧にはいくつかの種類があり、発生原因によって名前が異なります。例えば、放射霧、移流霧、蒸気霧などがあります…

ブレインフォグについて、Geminiに尋ねてみた

???… あれれ、あっ!間違えて“プ”になってる (それにしても、プレインフォグなんて単語あるのか? “play in fog”?なんだかあやしいなあ…)

私:まちがえました。ブレインフォグです

Gemini:なるほど、「プレインフォグ」ではなく「ブレインフォグ」ですね。承知いたしました。

ブレインフォグ(Brain Fog)は、医学的な診断名ではありませんが、一般的に以下のような状態を表す言葉として使われます。

思考力の低下: 集中できない、考えがまとまらない、決断ができない
記憶力の低下: 物忘れが多い、新しいことを覚えにくい
注意力の散漫: 気が散りやすい、作業に集中できない
精神的な疲労感: 頭が重い、ぼーっとする、すっきりしない
判断力の低下: 状況を正しく理解したり、適切な行動を選択したりすることが難しい
ブレインフォグは、特定の病気というよりも、様々な原因によって引き起こされる症状の集合体として捉えられています。

ブレインフォグについて、Geminiに尋ねてみた

おお、ちゃんと答えてくれた。コロナ後遺症と結びつけて連想してたけど、必ずしもそうじゃないんだな… 新型コロナのアウトブレイク前から使われてる単語なんだろうな。さすがAIは古い記事もサッとあさってくるんだな。定義のきちんとした専門の医学用語ではないと認識しといた方が良さそうだね。
印象としては、そんなメチャクチャなウソは言ってなさそうだ。

Gemini:

ブレインフォグの原因となりうるもの:

睡眠不足: 質の悪い睡眠や睡眠時間の不足は、脳の機能に大きな影響を与えます。
ストレス: 慢性的なストレスは、ホルモンバランスを崩し、認知機能に悪影響を及ぼすことがあります。
食事: 栄養バランスの偏り、特にビタミンやミネラルの不足、血糖値の急激な変動などが影響することがあります。
脱水: 軽度の脱水でも、集中力や記憶力が低下することがあります。
ホルモンバランスの乱れ: 甲状腺機能の低下や女性ホルモンの変動などが関連することがあります。
特定の疾患: 線維筋痛症、慢性疲労症候群、自己免疫疾患、貧血などが原因となることがあります。
薬剤の副作用: 一部の薬がブレインフォグの症状を引き起こすことがあります。
感染症の後遺症: 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の後遺症としてブレインフォグが報告されています。
精神疾患: うつ病や不安症などがブレインフォグを伴うことがあります。

ブレインフォグについて、Geminiに尋ねてみた

原因も推定してくれてる。でも、この答えなら二日酔いや徹夜明け、脱水状態のボーっとした状態も“ブレインフォグ”だよね。こういうニュアンスならわざわざ、“ブレインフォグ”とは言わないよね。「徹夜のせいだ」とか言って、よく寝ればすむ話だもんな。

ブレインフォグへの対処法:

ブレインフォグの対処法は、その原因によって異なります。しかし、一般的に有効とされる対策としては以下のようなものがあります。

質の高い睡眠を確保する: 規則正しい睡眠スケジュールを守り、寝室の環境を整えることが重要です。
ストレスを管理する: リラックスできる時間を持つ、適度な運動をする、ストレス解消法を見つけるなど、自分に合った方法でストレスを軽減しましょう。
バランスの取れた食事を心がける: ビタミン、ミネラル、食物繊維を十分に摂取し、血糖値の急激な上昇を避ける食事を意識しましょう。
十分な水分を摂取する: こまめに水分補給を心がけましょう。
適度な運動をする: 軽い運動でも、血行促進やストレス解消に役立ちます。
休息を取る: 疲れたと感じたら無理せず休息しましょう。
カフェインやアルコールの摂取を控える: 過剰な摂取は症状を悪化させる可能性があります。
医師に相談する: 症状が続く場合や悪化する場合は、自己判断せずに医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが大切です。
ブレインフォグは、日常生活に支障をきたすこともあります。もし、ブレインフォグの症状でお困りの場合は、医療機関を受診して相談することをおすすめします。

何かさらに知りたいことや、特定の症状について詳しく聞きたいことがあれば、遠慮なくお尋ねください。

ブレインフォグについて、Geminiに尋ねてみた

当然、対策は、何にでも通用する当たり前の健康法になるんだよね。そうすると、当たり前なんだけど、やっぱり、自分が睡眠不足になってるとか、疲労がたまっているとかを自分でわかることが大事なんだよね。今の段階のAIにはこの手のことを頼るのは難しそうな印象ですね。そう考えるとやっぱり

「からだ」の声を聴こう❗

が大事だね

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