痛みだけに囚われないようにしよう!

新年(24年)は1/5(金曜)より
開院致します。 →お知らせ

痛みはつらいです。
痛みを絶えず感じているだけで、
気持ちが落ち込んできて
前向きなことが考えられなくなってきてしまいます。

この痛みがなければ…
あんなことも、こんなことも出来たのに…

少し前までは、こんな所に段差があるなんて
気づきもしなかったなに…

等々
ネガティブなことばっかり考えてしまいます。

けれども、
痛みの強さばっかりにこだわっていてはダメなんです。
痛みは「からだ」全体に現れた異変の一部でしかありません。
痛みが強くても、体はそんなに悪いわけではないこともあります。

例えば、
ギックリ腰なんかの多く
そういうパターンのものが多いです。
痛み自体はものすごく強いですが、
痛みの増強される悪循環が出来ているだけで
腰自体にたまっている疲れや歪みは
あまりひどくないというパターンです。

こういうケースなどで、
悪循環を断って好循環のサイクルに
うまく導く
ことが出来れば、
ウソのように痛みが退いてしまうことも沢山あります。
(→さじ加減が大事!

反対に、
痛みが弱くても、
体の状態はものすごく悪いこと
も沢山あります。

糖尿病の患者さんが
感じる肩こりや足のしびれなんかは
そうかもしれません。
痛み自体は、日常生活を支障なく
おくれる程度の痛みやだるさだったり
するかもしれません。

けれども、
高血糖が続くような「からだ」
ものすごい量の疲れや淀んだ気血を
溜めています。
この疲れや淀みは、
よくよく意識しないと
気づかなかったりするのですが、
長い目でみると
腎臓や心臓といった内臓を
だめにしたり、
取れにくい慢性の神経痛を
引き起こしたりしてしまいます。

つまり、
痛みの強さというのは、
その時の生活に支障をきたす
とても嫌なものですが、

「からだ」の悪さを示す
パラメーターではない
ということです。
あくまでも、表面あらわれたたった一つの
目立つ目印
にすぎないのです。

つまり、
もっと大切なことは、
痛みの背後にある「からだ」全体を
見ようとする
こと、

感じようとすることです。

ここを
よくよく見ることができれば、
私達の生活の中で
どこに無理があり、
体にダメージを与えているのか知ることができます。
沢山の要因が痛みの背後に
控えていることを感じることができます。

原因→痛み
のせいだから
原因をやっつければいい!

という単純な観方を
抜け出していくことができます。

そして、
生活を立て直して
生活を営む意味を
とらえなおして
いつくしむことが出来るようになるのです。

タイトルとURLをコピーしました