体は、単純な
原因→結果
という仕組みで出来ていません。
むしろ、
原因a→結果a(原因b)→結果b(原因c)→結果c(原因d)→…
という無限に続く連鎖反応です。
どこまでもパタパタと続く巨大なドミノのようなものです。
そして、
この連鎖反応の波はいつかグルっと廻って
スタートの原因に戻ってきてしまいます。
原因a→結果a(原因b)→結果b(原因c)→結果c→…→結果z(原因a)
ということです。
つまり、
原因a→結果a(原因b)→…連鎖
↑ ↓
結果z(原因a)… ← …反応
というグルグル廻る循環を作っているということです。
こうなってしまうと、何が原因で結果なのか釈然としなくなってしまいます。
つまり、「卵が先か鶏が先か」という問題にたどり着いてしまいます。
(一時、テレビのCMで流れていた、
「膝が悪いから体重が増えるのか?
体重が増えるから膝が悪くなるのか?それが問題だ」
がほとんど全てのことに当てはまるということです。)
何か体の為に良いことをしようとしても
グルっと廻って逆効果になってしまうことが沢山あるということです。
薬への頼りすぎ
運動のしずぎ
安静のしすぎ
栄養のとりすぎ
などなど
考えればいくらでも出てきます。
反対に、
体が良くなるには
良い循環を廻し続けなければいけないということです。
いつまでも良くならないということは、
良くなっていくための循環が止まってしまっているということです。
良くなっていくためには、
循環が廻りだすような仕方で押してあげなければいけないということです。
さて、この二種類の循環の仕方から考えられることは。
つまり、
健康法では
さじ加減だがとても大事だ
ということです。
では
さじ加減はどうやって知れば良いのでしょうか?
難しい質問です。
なぜなら、
一人ひとりの体は、
同じようでいて全く異なるからです。
同じ人でも時と場合によって
全く異なることも多々あります。
一般論では答えられないのです。
とりあえず言い切れることは、
「からだ」の変化を自分で感じながら
出し入れしていくしかないということです。
これがつまり
「からだ」の声を聴こう!
ということにつながるのです。